Java Edge 第1回ライブセッションへ行ってきました。
そんな訳で、9/7に日本オラクル中部支店で行われたJava Edge 第1回ライブセッションへ参加してきました。
「google分散処理」(J-JUG会長 丸山不二夫先生)
話が盛り上がってきた(深くなってきた)ところで時間不足となってしまい、かなりはしょられる結果に…。残念ですが仕方ないですねぇ…。
内容的にはGoogleの分散環境はどのような技術によって支えられているか、といった内容でした。
ログとして丸山先生の話された内容を書ききるのは不可能なので、出てきたキーワードだけ書いておきます。資料が公開されるのを期待…。
出てきたキーワード
ワタシの感想
この話を聞きながら、mixiみたいなスケールの大きいWebサービスでもDB分割をしたりとか、RDBをRDBのように扱わない事でパフォーマンスの向上を図っていたり…、ってのをふと思い出した。RDBMSの時代もそろそろ終わりが近くなってきてるのかなぁ…?
例えば、Enterprise向け(というかERP)でもGFSのようなシーケンシャルストレージ+MapReduceの方が向いてないかなぁ…。どうせ登録されたレコードは消されないし、分散処理によってリアルタイムにレポートが作れるのであれば、夜間バッチとかいう存在とも決別できるかも。
まぁ、SAPやOracleなどがそう簡単にRDBを捨てたりとかはできないか。
「新しいJava開発をどのように普及させるか?先端と現場、東京と地方のギャップと障壁」(トラストシティ(有)技術顧問 鈴村幸太郎さん)
ネタは大きく分けて「ここ最近のJava」「先端技術はなぜ現場で使われない?」「東京と地方のギャップ」というものでした。
先端技術はなぜ現場で使われない?
- 新しい技術が何故使われない?
- 覚えるの大変、難しい
- 使う機会/予定がない
- 以前より覚える事が増えてきている
- 前提として必要な知識が多い…
- 逆に言えば、知っていれば共通認識となる
- 前提として必要な知識が多い…
- しがらみもあるよね
- コストやスケジュール
- 品質を保てるか…?
- セキュリティリスク
- 付加価値「それって売れるの?」
- ウォーターフォール型開発モデルと適合しない
- 過去の成功体験…
- キャリアパスに問題があるのでは?
- 下流→上流
- PG→SE→マネージャ
- 上になったら技術イラネ!
- 上流ではなく、上級というキャリアパスをつくろうよ
- さいごに
- 技術者に
- 常に学習しましょう
- 結果的に使われない技術の学習も無駄にはならない
- マネージャ・経営者に
- 上流ではなく、上級というキャリアパスを…
- 技術者に
東京と地方のギャップ
- 地方の技術者は技術力が低い?
- 新技術を使う機会は少ない
- 開発規模が小さい
- 情報に触れる機会がない
- ネットワークの発達が地域格差をなくすか?
- 「高速道路が作られると地域が発展するのではなく、いつでも帰ってくる事ができるからと東京に出て行ってしまう」
- 鈴村さんのお住まいは四方が山に囲まれている
- でもネットワークがあるから仕事できる
- 地域格差
- 信用さえあれば距離障壁はなくなる
- 信用を得るには技術力
- 信用さえあれば距離障壁はなくなる
「名古屋とJavaと僕」(サン・マイクロシステムズ 藤井彰人さん)
流石にプレゼンがうまいというか、各所にネタが仕込まれてましたね。
一応、拾うべきところかなぁという部分だけを書いておきます。名古屋ネタすぎるかもしれません。
名古屋の印象
- 開発者
- 顔が見えてこない
- 業務系中心
- 案件
- 地域に閉じている
- 他地域からは入りにくい
- トヨタ方式
- 合いみつ→業者選定後にディスカウント
- 地域に閉じている
- ベンチャー少ない
- 枯れた技術を好む
- 「標準化」が得意
- 負ける戦はしない
名古屋はどうしたらいいの
- 他の地域とは違い、市場はある!
- 今は案件が東京経由でピンはねされてるけど、それをなくせば…
- 名古屋は独自路線でいきましょうよ
- だって日本の中心なんだもん
- 東京だって世界から見たら「地方」
- 「地方だから…」というのは幻想、言い訳にすぎない
- 名古屋の人間は派手好きなんだから、はっちゃけようよ
- 「名古屋は世界の中心ですがなにか?」
- 外に開いて密なコミュニティを