クリエイティブ・コモンズ・ライセンスはソフトウェアのライセンスに使うべきではない

利用者としては法的なところがグレーすぎて使うのが怖い。

クリエイティブ・コモンズ自体がソフトウェアに対して適用することを推奨してない

▷ ソフトウェアにクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを付与することができますか?

可能ですが、お勧めはできません。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスは、ソースコードとオブジェクトコードについては、適用の対象として考慮していないからです。Free Software Foundationによって公開されているライセンス(日本語参考訳)や、Open Source Initiativeがリストに挙げているライセンス(日本語参考訳)等、ソフトウェアに適したライセンスが既に他にありますので、そちらのご利用をご検討ください。これらのライセンスは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスと異なり、ソフトウェア専用のライセンスとして設計されています。

Under Creative Commons License: Attribution

http://creativecommons.jp/faq/

クリエイティブ・コモンズ・ライセンスをソフトウェアに適用した場合の法的解釈っぽいもの

Latest topics > オープンソースなライセンスやコピーレフトなライセンス、クリエイティブコモンズについて、他のライセンスとどう組み合わせられるのかを図にしてみた - outsider reflexが良くまとまっている。色々ツッコミが入っているようで、日本語でかかれた情報としては最もこなれているのではないだろうか。要約すると、

  • いわゆる「GPL汚染」的な現象が発生する。
    • 「継承」表記のソフトウェアを(コード片だけでも)利用すると、その派生物はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(もしくはクリエイティブ・コモンズ・ライセンスと矛盾しない更に厳しいライセンス)を適用する必要がある。
    • 誤解を招きそうなので念のため記述するとソースの公開義務とかはないはず(そんな条文はない)。
  • 「非営利・継承」がGPLやBSDLなどの一般的なソフトウェアライセンスと矛盾するため、コードを組み合わせることができない。

もちろん権利者と個別に契約を結べば、上記の制約はないが

ソフトウェアの使用者も提供者も毎度契約を結んだりするのめんどくさいんじゃないの?個人であればなおのこと。
そういう面倒事を避けるためにGPLとかBSDLとかあるんじゃないすかね。