デブサミ2008レポート - CodeGear Presents 「David Intersimoneと日本のRubyコミュニティがオープンソースの現在と未来について語る会」

ディスカッションというかパネルトークというか、なセッションだったんだけど、集まったメンバーの割りに微妙に盛り上がりに欠けてた…。角谷さんも「この空気を…」とか言ってたけど、ホントにそんな感じ。ちょっと残念。

とりあえず話の中で気になったトピックのみ切り出し。

  • Ruby 1.9
    • まだほとんど使われていない(会場挙手にて確認)
    • 使うにはまだ期が熟してない、言語仕様も固まってないし
  • Rubyの周りにまだ人が少ない
    • リファレンスやサイトの更新が追いついてない
      • でも人を受け入れる環境がまだ整ってないのも事実
  • Rubyへの固定観念が…
    • 低予算・SNSを作る言語(SIerにこう思ってる人が多い)
  • EC-ONEでは…
  • RubyコミッタとRailsコミッタの関係
    • Rails側からのRubyへのフィードバックが弱い
    • RubyコミッタとRailsコミッタの仲がよさそうに見えない
      • Railsの為にRuby作ってるわけではないし…
  • Enterprise Ruby
    • Rubyは遅い・品質が低いと言われるが…、出始めの頃のJavaよかレベル高い
  • Rubyが発展するには
    • みんな(コミュニティ)の力が必要!
      • ただし、開発者/ユーザという垣根に縛られない広範なコミュニティじゃないとね。

とりあえずこのセッションを聞いてて感じた事は、Rubyがブームに乗ったけど、環境(言語開発側が特に?)の方が追いついてないよね、といった部分が散見したかな。高橋さんが最後に「家に帰ったらRuby1.9をインストールして、今あるプログラムを動かして、結果をblogやmlに書いてよ!」って言ってたのが全てを表してるのかも。